白百合探検隊跡地

探検は終了しました

「横尾渉を好いてくださってる人達」の内の一人の独り言

 


横尾くん「このコンサートで歌ってもいいんだって自信が持てました」

 


 
ったく待たせやがって…!(夕日バック)(鞄投げ出し)(坂道駆け上がり)

 

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も~!横尾くんが歌ってもいいなんて、「僕を好いてくださってる人達」がずっと言ってたじゃない!
君が世界一かっこいいなんてずーーーーーーっとずーーーーーーっと言ってたじゃな~~~~い!!!!!

 

 

マイスイートボンバーミラクルアイドルこと横尾渉くんはいわゆる、横尾担と呼ばれている人たちのことを総称で「僕を好いてくださってる人達」と呼んでいた。
これをどこだか忘れたけど会場で聞いた時に立見だった私は後ろにずっこけそうになった。


じ、自分のファンのことを好いてくださってる人たちなんて呼び方アリなの!?!www面白wwww横尾くんはいつだってどんなときだっておもしろいなあ…。

 

舞祭組コンオーラスを見て、横尾担として脱皮した感じがするので、横尾渉を好いてる人達のモブAとしての振り返り独り言です。

 

 

私が横尾くんを好きになったのは約4~5年前。

その頃の横尾くんはま~~~目が死んでいた。

ついでにオタクの前で全然笑わなかった、石仮面かと思った。

「石仮面」の画像検索結果

(見たら本当に似てて肩を震わせながら書いてる)

そんな石仮面のまま、物凄いスピードで床に落ちた銀テープを拾ってる姿がわけがわからなすぎて、面白すぎて好きになった。
今でもたまに自分の目の前でオタクをガン無視して銀テープを拾う横尾くんを拝見できるときがあるけど、ほんとわけがわからなくてゲラゲラ笑う。


その頃というと舞祭組は結成したばかりでバラエティーに出てはやれブスだの音痴だの下手くそだの虐げられ、歌番組に出れば本当にジャニーズ?だの
またブスだの音痴だのとSNSで悪評が広まるという最悪な状況だった。


オタクは、奮起する人もいればそっと去る人も多かったように思う。

 



横尾くんは今回の舞祭組コンサートでこういったニュアンス語ってる。


中居さんが僕ら4人に光を当ててくれた、でもその光が強すぎてコンプレックスや苦手な事が露見されてしまった。

 

横尾くんは、舞祭組が出来る前までは、己のパフォーマンススキルを隠してたように思える。
私はデビュー前の横尾くんを人の話や映像でしか見たことがないけれど今より擦れた雰囲気ももちろんだけど、何より普通にクールでかっこいいアイドルキャラだった。今もだけどね!


ファンだけが、メンバーだけが、一部の人だけが「横尾くんってちょっと歌とかダンス苦手だよね」って思っていれば良いソレを、中居くんは敢えて表に出すことで
横尾くんは見事音痴キャラというキャラを獲得した。

 

前までリアルの友人達に「これが私のLOVE♡」と画像を見せると「誰?」だった反応が「あ、キスマイの歌下手な子ね」に変わった。

 

私にとって横尾くんがウタヘタなことはど~~~~だってよかった。
むしろ面白かった。歌が下手なことが面白いんじゃなくてあんな歌うまそうな顔なのにへたっぴなのが。だって横尾くんKみたいな歌声でそうじゃない!?若い子Kわかる!?韓国人の歌めっちゃうまい歌手で関根麻里ちゃんの旦那!!!(雑)

 


某番組で舞祭組と共演した女性歌手の方が恐らく横尾くんの歌があんまりにもショッキングだったのか「原曲者の方、ごめんなさい」と視聴者に涙目で謝ったことがある。

その人にとってはマジでショックだったんだろうからなんか怒れなくて、でもただただ悲しくなった。

え~~~~~~~?????私の自慢の自慢の自担はフツ~に歌ったら原作者に謝罪せなあかんの~~~~!?!??!?!印税すごいや~~~~~~ん(?????)


 

笑われるのも、嘲笑じゃなかったら私はそんなに気にしたことがなかったけれど(あんまりトンチンカンな時は私も思わず笑っちゃうし。)笑われることによって歌が、嫌いになっちゃうのだけはやだな~と頭を下げる歌手の後頭部をみながらしくしく泣いた。


横尾くんの大好きなところ、歌が大好きなところ!もう楽しくなっちゃうと大口開けてニコニコして身体全体で歌っちゃうところ!藤ヶ谷くんがいつも言ってた。「渉とカラオケに行くと毎回大熱唱だよ」。

 

だから歌を、歌だけは、捨てないでほしかった。

 

 

そんな舞祭組と己の葛藤の中 2年前、初めて横尾くんにソロ曲が出来ました。

デビュー5年目の、熱い夏の日のことでした。

 

ソ、ソロ曲ですか?!

 

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東京ドームの真ん中でオレンジの光に囲まれて歌うだなんて、きっと横尾くんを応援してて、ないことだろうなあと思ってたからあんまりにも嬉しすぎて友達と話してても突然「トントントントン!!!!!!(ソロ曲の歌詞)というようになった。

アラームかよ、と怒られた。

大好きな千賀さん、Snowman、ジュニアのみんなに囲まれて大好きな料理の歌を歌うワッターシェフは、スタッフさんお手製であろうキッチン用品がたくさん散りばめられたスタンドマイクを大きな手で包んで笑顔でドームの真ん中で歌ってた。

「喜んでくれるかな?たいらげてくれるかな?美味しいって、言ってくれるかな?」と歌う横尾くんの歌声を聴くたびに料理のことだけではないように思えて、胸が熱くなる。

目は、前みたいに死んでなかった。多分。

 

 

ふと思い返すとI SCREAMが発売される前くらいから、舞祭組での活動が減っていった。
知ってる人なら知ってる、知らない人なら知らなくていいそんな理由で舞祭組の活動が狭まった頃、突然横尾くんはありとあらゆる才能に目覚め始めた。

元々持ってたペットのレギュラー番組でも決まった時腰を抜かしたのに、

 

やれペットの勉強しにドイツに行きたいだとか、

なんかいつの間にか番組の企画とはいえスキューバの免許をとってたりとか、

気づいたら某番組でものすごい勢いで俳句の順位カーストを上り詰めてたりとか、

 

挙句の果てには突然マグロを担いで横尾くんはオタク達に叩きつけた。

 

まっマグロ!!!!!!!????待って横尾くんwwwwww何!?!?!?wwwwwwマグロって何?!?!?!?!?wwwwww

オタクが突然の大漁旗に動揺してる頃横尾くんはいつも通りぺかーっと笑ってた。

横尾くんはいつでも横尾くん。

 

お仕事楽しそうだなあと、思う反面、横尾くんの歌、聴いてないなあとも思った。でも横尾くんが与えてくれるものがいろんな分野のものすぎてこちらも懸命にない頭をフル回転させて勉強したり、たくさんのプレゼントを開けるのにこちらも必死だった。

 

横尾くんが前に行われた新春イベントで今年の目標として「アイドルになる!」と汚い習字を掲げていたけど、今は「アイドルっぽくないアイドル」を目指し奮闘中だ。

 

 

歌やダンスが、所謂「光に当てられたコンプレックス」になった横尾くんは、それ以外のところでたくさんたくさんの収穫を持ってきた。


嬉しかった。

こんなたくさんのプレゼントを持ってきてくれる人が担当でなんて幸せなんだろ、って思った。

 

でもちょっとだけ、寂しかった。
見ることの出来なかった過去の映像で、オタクの悲鳴を背中に獣のようなオーラを飼う横尾くんは、多分横尾くんの中に残っているけど眠っているようだった。

 

多分、この獣は起きない。

 

 

そう思ってたら突然すごい勢いで起床してた。
舞祭組コンで。
あの舞祭組コンでだよ!?!?(動揺)
おはよーー!!!横尾くんーーーー!!!!よく寝たねーーーー!!!!

 

 

本人達もオーラスで口々に「不安だった」と呟いていた舞祭組コン。

オタクだって不安だったよ。

でも幕が上がると、4人の中できちんとケジメをつけたそんなコンサートだったように思える。そして4人と直接話したわけでもないのに、何故かきちんと和解出来たような気がした。好きじゃないとこがあってもいいよ、と、勝手に言ってもらえてる気がして、「舞祭組が好きではない4人担」という烙印さえも否定されなかった、と思う。

 

 

私は


今でも、世界一かっこいいと思ってる男の子が「ブサイク」なんて名前のグループに所属してることは信じたくなんてない。

 

 

でも開幕のぶっさっさーを聞いた瞬間悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて頑張って頑張って頑張って頑張って舞祭組を応援してた、最初の横尾担生まれたての自分が出てきた。


一位にしたいのに、何かの力が働いてフラゲ日は疎か発売日に全国のCDショップから舞祭組のCDが根こそぎ消し去られて泣きながらタワレコを後にしたこととか、

Twitterのタイムラインがどんどん脱落してく中友達と血の涙を流しながら某番組の罵声を耐え続けたこととか、

震えながら「前も辛かった」って下を向いていう藤ヶ谷くんの横顔とか、

言いたかないが炎上と!!!!!!!!!!!!!!か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


好きな人の名前を検索するだけでありとあらゆるノートの端に書かれたようなヘイトが一気に襲ってくる様は、当人じゃない私でも地獄のような毎日で、燃えてから約1年間全く生きた心地がしなかった。

横尾くん、人でも殺したのかなあ。

何も出来ることが出来ない自分を毎日呪う日々だった。ミューコロで、横尾くんがぺかーっと笑ってくれなかったらどうなっていたか自分でもわからない。


なんかそうだったなあ、前からなんかキレながら泣きながら激情しながらそれでも何か変わると思って応援してた。

その気持ちを、パワーを思い出した瞬間、獣は起きた。

 

 

"Fire&Lightning"

 

 

いつもグレーのスーツを着ている舞祭組が白の衣装を身にまとい、スモークを欺いて踊り始めた瞬間腰を抜かした。

なんでかって4人の中で横尾くんのダンスが一番好きだったから。

知らなかった、私、根本的にはキスマイの中で横尾くんのダンスが一番好きなんだ。


前に、キスマイのことをそんなに詳しくないフォロワーさんに「パフォーマンスだけで横尾さんの好きなところってありますか?」って聞かれた時、横尾くんの、ダンスはへたっぴなのに終わり際の手が丁寧なところが性格が現れてて好きですと答えた。

F&Lはサビで指を折りたたむ振り付けがある。丁寧に一本一本折りたたんだ横尾くんは指の隙間からニタリと笑った。

 

えっ!?!?!??!?!!?やだ!!!!!!!!!!!!!!!!

これ以上好きになりたくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(涙目)

 

ただでさえ神格化して勝手な自担像を作り上げてあがめてるオタクなのに、パフォーマンスまで好きになったらどうなってしまうのかわからなくてパニックになった。

顔が真っ赤っかだ、神様に恋をしてしまった。島流しだよこんなの。

 

 

舞祭組コン、普段どこにいるの?ってくらい同担が会場にたくさんいた。そして普段比較的大人しい印象を受ける彼ら彼女らは、横尾くんが何か行動を起こすたびに叫び、声に出し、一喜一憂していた。こんなことはじめてだった。

会場を変えるごとにその歓声は大きくなっていった。

 

彼はその歓声を食い散らかすかのように公演が進むにつれて、笑い、踊り、歌った。

 

 

横尾くんはサボる。サボるというか、友達と「晩御飯の献立考えてるよまた?!www」と笑ってしまうくらい東京ドームの真ん中なのにボーっとしてる時がある。目は死んでるし笑ってない、5万5000人誰からも見られて無いみたいな。それが今回のコンサート一度も無かった。

 

横尾くん。

 

 

俺の顔はブサイクだといつも言ってるけど、本当に自分の顔に自信がない人はあんな顔しないよ。

 

俺が喋ると何を言ってるからわからないから話さないといつも言ってるけど、10年以上の付き合いの3人がびっくりするくらいおしゃべりしてたね。

 

「僕を好いてくださってる人達」なんて呼んでるけど、ファンサービスは全員平等がモットーでお手振り以外のことはめったにしないけど、群衆の中にポツンとオレンジが混ざっていたらきちんと、目に入れてるよね。

 

横尾くんは自分のことをアイドルじゃないというけど、普通の人は女の悲鳴を餌にしないよ。やっぱりあなたは普通じゃない、紛れもないアイドルだよ。

小さな頃からジャニーズで暮らして、ステージで生きて、先輩の後ろで踊って、デビューして、きっと一度は蓋をした横尾くんの大切な部分は、「横尾渉を好いてくださってる人達」が大声でノックしたら出てくるんだってわかった。

 

リリースしたころ、自虐の次はお涙頂戴か、と萎え散らかして 特典映像は擦り切れるくらいみたのに曲にはホコリが被っていた道しるべが初めていい曲に思えた。

特にオーラスの横尾くんは本当に、歌が好きな男の子の歌だった。

 

 

「僕を好いてくださってる人達」は何もできません。

他人だから。ビジネスライクだから。需要と供給の関係だから。

でもお金を出すことと、声を出すことならいくらでも出来ます。

 

道しるべの落ちサビ、あんなに作っていた時は歌いたくないと駄々をこねていた横尾くんが今では笑顔で歌う歌詞。

 

前を見よう 振り向かず 僕らは進める 心にはあなたがいる これからも

 

私の心にもわたるがいるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

横尾くんが前をみて進もうとするならオタクは土台になるよ!!!!!

橋にもなるよ!!!!!!どうぞ踏んでわたってください!!!!!!

これくらいしかできないから!!!!!!!!!!!!!!

こんなにいっぱい貰ってるのに、これくらいしかできないから!!!!!!!!

 

いつも変わらず、頑固で、めんどくさくて、動物が大好きで、野球が大好きで、料理が大好きで、家族が大好きで、キスマイが大好きで、歌が大好きで、アイドル横尾渉でいてくれてありがとう。少し、変わってくれてありがとう。

 

東京ドームに立つ横尾くんを久々に見れるのがとっても嬉しい。

「わたるーーッ!!!!」って東京ドームのスタンドから叫ぶとこの為に生きてるんだなっていつも思う。

 

オレンジの群衆にまみれながら、「横尾渉を好いてくださってる人達」の内の一人として、あなたを照らさせてください。

 

 

 

「あなたを好いてる人達」の内の一人の独り言でした。

 

 

 

 

追伸:

この間5、60歳くらいのおじ様達に横尾くんが好きって言ったら

「ああ!マグロの子!」って舞祭組ポーズをやってくれたよ。みんな横尾くんのこと知ってた。「誰?」でも「歌が下手な子」でもなかった。

 

 

舞祭組ってすごいんだね。忘れるところだった。